こんにちは! エンジニアの張です。
今回はLinuxの検索コマンドについて書かせていただきます。
4つのコマンド
①find
findは、現在一番使われているかなり有名な検索コマンドです。これを使うことで簡単にファイルを検索することができます。
findの使用方法:
$ find <検索先> <検索条件> <アクション>
-何も指定しない場合は、現在のディレクトリ以下のすべてのファイルを返します。
findコマンドの使用例:
$ find . -name ‘w2*’
-現在のディレクトリ以下にある、ファイル名が「w2」から始まるファイルを検索します。
$ find . -name ‘w2*’ -ls
-現在のディレクトリ以下にある、ファイル名が「w2」から始まるファイルを検索し、詳細も表示します。
$ find . -type f -mmin -10
-現在のディレクトリ以下にある、10分以内に更新した普通ファイルを検索します。「-type f」がない場合、特殊ファイルも検索できます。
②Locate
Locateコマンドは「find -name」の書き換えですが、findより検索スピードが速くなります。速くなる原因は直前ディレクトリに検索せずに、「/var/lib/locatedb」というデータベース中のファイル情報を検索できるからです。
Linuxシステムは自動的にデータベースを作成し、毎日1回自動更新します。そのため、Locateコマンドでは最新に更新されたファイルを検索することができません。この状況を避けるために、Locateコマンドを使用する前に、updatedbコマンドを使ってデータベースを更新する必要があります。
locateコマンドの使用例:
$ locate /○○/w2
-「○○」というディレクトリ以下にある、ファイル名が「w2」から始まるファイルを検索します。
$ locate ~/m
-ユーザーさんのディレクトリ以下にある、ファイル名が「w2」から始まるファイルを検索します。
$ locate -i ~/m
-ユーザーさんのディレクトリ以下にある、ファイル名が「w2」(大文字小文字関わらず)から始まるファイルを検索します。
③Which
Whichは環境変数PATHに設定されているディレクトリで指定されたコマンドを検索し、最初に見つかった実行ファイルを表示します。
$ which <コマンド名>で実行コマンドのフルパスがわかります。
whichコマンドの使用例: $ which grep
④Type
Typeは検索コマンドではないのですが、オプション「-p」を使って、「Which」のように実行コマンドのフルパスを表示できます。
Typeコマンドの使用例: $ type -p grep
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回は、Linuxの検索コマンドについて紹介させていただきました。
是非、参考にしてみてください。
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